=この世で神の国を証しする者となるために=

<福音書>ルカの福音書131021

イエス様は安息日に会堂で教えられた時、そこに腰が曲がり伸ばすことのできない女性がいました。女性は18年間、地面ばかりを見続け、背を伸ばして未来の希望を見ることができなかった。

人は、未来に希望を持つことによって、今を生き生きと生きるのです

そこでイエス様が、手を女性の上に置いていやされた。この女性も「安息日に病気を癒してもらうことは良くない」と教えられていたでしょう。

でも今、安息日に自分が癒された。女性は、それを素直に喜び神様に感謝した。それで良いのです。

神の恵みを体験した者は、もう神様から離れることはできません

そこにもう一人、イエス様のもとに来るべき者がいました。会堂管理者です。彼は、会堂で安息日の伝統を乱されたくなかった。それで、女性が癒されたとき不機嫌になった。

彼には、女性の苦しみからの解放よりも自分の面子の方が重要だったのです。

安息日は神様をほめたたえる日です。にもかかわらず、会堂管理者は神様をあがめる女性に文句を言い、自分の満足を優先しようとした。

そこに彼の偽善があったのです。“偽善”とは、自分の思いを神様の思いにすり替えること。

何と世の中には、偽善者の多いことか。人々は、安息日であっても牛やろばを連れ出している。

それでイエス様は言われる。「安息日であっても、サタンの束縛から解放しなければ女のたましいは死ぬ」。まことに解放されるべきは会堂管理者だったのです。

さらにもう一人、束縛から解放されるべき者がいます。あなたです。イエス様は「握りしめているものを手放しなさい」と言われます。手は二本しかありません。

あなたがもっと大きな喜びにしがみつくために、今握っているものを放しなさいと言われるのです。また、あなたは腰の曲がった女性のように、問題を抱え下ばかりを見て歩いていませんか。

イエス様は、あなたを罪から解放し、神様を喜ぶ者に変えようとされます。あなたの信仰が小さくても構わない。あなたを用いられるのが神様だから。

あなたが、生きたからし種/影響力のあるパン種となるために主が求められることは、イエス様の呼びかけに応じて、主のもとへ行くことだけです。

そのようなあなたを、主は証人として大きく用いられます。それが「神の国に生きる者」としてのあなたの姿です。

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