2026年06月28日(日)

=あなたが更にキリストに仕える者となるために=

【要約】<旧約>創世記41114, 2538

Ⅰ、主はヨセフを選ばれた

主はヨセフを、本人が気づくはるか以前に選び出されました。そして、それを知ったときからヨセフは主の導きに従って表舞台に出て生き始めるのです。

そのことは、すべての人に当てはまります。 自分が主に選ばれたことを知る者は、喜んで主に従って生きようと心を定めるのです

Ⅱ、ヨセフの忍耐

ヨセフは監獄の中で献酌官長の見た夢を説き明かし、その通りに彼は元の地位に献酌官として戻されました。にもかかわらず、献酌官長はヨセフとの約束を忘れてしまいました。

ヨセフはここで忍耐を学ばされました。忍耐とは、神への希望をもって、そのときの苦しさを乗り越えさせていただく行為です。

この二年間の神の沈黙は、ヨセフを更に“主に用いられる器”としてつくり変えました。忍耐によって品性が練られた者に、主の希望の手は伸びるのです。

私たちも、そのような希望に活かされる者でありたい。しかし私たちにも“神の沈黙”が及ぶことがあります。 でもそれは主が私たちを見捨てられたのではなく“主の時”を整えるための沈黙です。

神の導きは“沈黙の時間”をも含んだ導きです。ヨセフは“忘れられた者”ではなく“備えられている者”です。

Ⅲ、主の手が動き始める

主のなさることは不思議であり完璧です。主は、ご自身を信じる者/信じない者を問わず、すべてを支配される方であり、歴史を動かす主権者です。

さてファラオが夢を見ました。その夢が特別であったのは、それが主によるものであり、それが原因でファラオの心が落ち着かなくなったことです。

そして今回ファラオが見た夢によって、主はヨセフを監獄の中から、表舞台に引き出されました。

ファラオの夢は、良く肥えた七頭の牛とやせ細ったが七頭の牛の夢、良く実った七つの穂と東風に焼けた七つの穂の夢でした。それは7年の豊作とその後の7年の大飢饉を示した夢でした。

でもその王の夢を誰も説き明かすことはできなかった。その時献酌官長がヨセフのことを思い出し、ヨセフはファラオの前に立ったのです。 主の御手は、ちょうど良い状況で、ちょうど良いタイミングで、必要なところに伸びるのです。

Ⅳ、ヨセフの変化

ここで注目すべきは、ヨセフの変化です。以前のヨセフは、夢をぶしつけに兄たちや親に語りました。そのヨセフが、今ファラオの前に“夢を説き明かす者”として立っている。

ヨセフは変えられた。「私ではありません」。このヨセフのことばは、単なる謙遜ではなく、神への“信仰告白”です。神はヨセフを離さなかった。だからヨセフは苦難の中にあっても“神を見る者”と変えられたのです。

主の導きは、沈黙の中で育ち、主が定められた時に現れ、主を中心として生きる者を通して実現するのです。

ヨセフは、ファラオの見た夢を説き明かし、どうすれば良いかファラオに進言しました。「知恵のある人を見つけるように」、「国中に監督官を任命するように」、「豊作の7年間に食料を蓄えるように」。

この優れたことばは“神の知恵”です。だからファラオはこの後ヨセフを大臣に任命しました。主の御手は、必要な時に選ばれた者の上に伸びて、ご自身の計画を進めます。

Ⅴ、私たちへの神の希望

主は今も、ご自身に忠実に仕える者を求めておられます。 あなたは、第二/第三のヨセフです。今あなたの状況は、とても「良いもの」と言えるようなものではないかもしれません。

毎日祈っても病状が改善しない。5年後/10年後の老後の不安がたまらない。子どもたち/孫たちへ信仰を伝えられない。でも主は、あなたを見ておられる。そこに信仰者の確かな希望があります。

主は求めておられます。・応えの見えない沈黙の中においても、信頼して主を待つ者を。・神の主権を認め、どんな状況であってもその背後に主を認める者を。

そのような者へと、主はあなたをつくり変えようとされている。そのことは、あなたが神の完全な現われである「イエス・キリストを知る」ことに他なりません。

それはヨセフが救い主キリストの影であり、イエス・キリストこそ、私たちに神の導きを完全に示された方だからです。

ですから、今より一歩踏み込んでイエス・キリストに近づくとき、あなたは信仰の歩みを更に深めさせていただけるのです。