聖霊降臨後第一主日・「聖霊の力」

イエス様は、弟子たちにエルサレムからガリラヤへ移動するように言われました。それは、そこに残っていた弟子たちにも、ご自身が復活されたことを示すためです。

それで、弟子たちの中の多くの者が信じましたが、ある者は信じませんでした。でもそのような者にも、イエス様はご自身の方から近づいて来られ、語りかけてくださるのです。

さて、復活の主は言われます。18節『わたしは天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています』。

この18節のことばは、私たち信仰者への警鐘です。ここで私たちは、「あなたは、どれ程聖霊の導きを感じているか」、「私たちは、聖霊の導きに中途半端な従い方をしていないか」と問われています。

神は、私たちに最上のものを与えようとしていてくださるのに、私たちの方が中途半端な従い方しかしない。

そのような私たちにもイエス様は、「わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたとともにいる神だ」と言ってくださるのです。

私たちは、今一度イエス・キリストに目を向け、聖霊の力に満たされる必要はないでしょうか。

私たちに、「神は何を与えようとしておられるのか」を教えてくださるのも、また神のことばを知った上で、それに忠実に従う者としてくださるのも、聖霊なる神の働きです。

今、イエス様は聖霊なる神として、私たちとともにおられる。あなたを祝福しようとしておられます。　そのために私たちは、聖霊の助けにより、みことばに教えられ易い者でなければならないのです。

私たちには、イエス様の命令を守る力はありません。そのことはイエス様もご存知です。だから『見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます』と言われる。

あなたには、神の命令を守る力が無くても、主は、あなたに力を与えご自身の命令を守らせて、あなたを祝福したいと願っておられる。

ただあなたは、イエス様に心から信頼するだけです。

その時、聖霊として世の終わりまであなたとともにおられる主が、あなたを祝福してくださり、あなたはイエス・キリストを証しする者とされるのです。