2024年05月01日(水)

<讃美歌>讃美歌333番「山辺に向かいて われ」

<聖書日課>ヨハネ14章18~31節「立ちなさい。さあ、ここから行くのです」

キリスト者の生活は、常にイエス・キリストに従う生活です。しかし私たちクリスチャンも、人々の利己的な思いが渦巻く世の中で日々を過ごしています。

私たちは、この世の喧騒に囲まれて生活していますと、そこから離れたくなります。

そのような思いで今日の聖書箇所を読みますと、「立ちなさい。さあ、ここから行くのです」とのイエス様のことばは、私たちに大きな励ましを与えます。

イエス様は、このことばを12弟子たちに語っておられます。もうすぐ逮捕され十字架につけられるという状況で弟子たちに話しておられます。

弟子たちの方では、イエス様が逮捕され殺されることはまったく想像しておりません。 イエス様は、この後弟子たちがどのようになるのかよくご存じです。

弟子たちは、イエス様が逮捕された時に、イエス様を残して逃げます。ペテロは「私はイエスなんか知らない」と三度も誓ってしまいます。その時弟子たちは、自分たちの不甲斐なさのために、失意のどん底に落とされました。

その弟子たちの姿は、私たちの姿ではないでしょうか。私たちは、日々の信仰生活においても、世の慣習に従って主に従うことをおろそかにしてしまう。

私たちは、すぐにサタンの誘惑に負けて、自己中心の生活を求めてしまう。そのような時、私たちも自分の不甲斐なさを嘆き、失意のどん底に落とされてしまいます。

そんな私たちに、イエス様は「立ちなさい。さあ、ここから行くのです」と言われます。

主がともに居てくださることを信じて、イエス・キリストに向かって歩み出すのです。そして、そのような私たちを助けてくださるのが<聖霊>です。

イエス様は言われます。『助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます』。(ヨハネ14章26節)

人は、自分の力によって、イエス・キリストに向かって立ち上がることはできません。この世においては、サタンの力は強く、人はその力に打ち勝つことができないからです。

クリスチャンは、イエス様のことばが心の中にあり、聖霊によってイエス様のことばを思い起こさせていただくことによって、日々の信仰生活を続けることができるのです。

そしてそのような者に、主は<平安>を与えてくださるのです。さあ、今日も、立ち上がって、主に向かって歩み出そうではありませんか。

皆様方の上に、主の祝福が豊かでありますように、

アーメン