2024年1月3日(水)

<讃美歌>讃美歌373番「イエスこそ わが君」

<聖書日課>ヤコブ書4章1~10節「神の前にへりくだる」

ヤコブのことばは、12弟子たちのことばと比べますと、どことなく厳しさがあるように思います。それはヤコブが ”行いによる信仰” を強調しているように思えるからです。

2章17節では『信仰も行いが伴わないなら、それだけでは死んだものです』と言っています。

ヤコブがそのように表面的に行いを強調するのは、小さい時からイエス様を見てきたため、信仰を持った後は、昔のことを思い起こし、一層彼の信仰が強められたからではないでしょうか。(ヤコブは、イエス様の弟です)

そのヤコブが、各地に離散しているユダヤ人クリスチャンにこの手紙を書いています。ここでもヤコブのことばは、厳しさを伴っています。

「あなたがたの間の戦いや争いは、‥あなたがたの戦う欲望から出て来る」(2節)、 「求めても得られないのは、‥悪い動機で求めるからです」(3節)、 「世を愛することは神に敵対することだと分からないのですか」(4節)

ヤコブは、厳しいことばで同胞のクリスチャンを非難しているように響きます。このヤコブの厳しいことばは、彼の同胞への愛から発せられたものです。

ヤコブは、同胞の信仰者たちに、もっと神と近い存在になって欲しかった。神と近い存在となって、神の愛を知って欲しかった。

ヤコブは言います。「神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます」。ヤコブは、人が自分の努力で神に近づくことはできないことをよく知っています。

それでヤコブは、結論としてこのように言います。「主の御前でへりくだりなさい」(10節)。ヤコブは言います、「主は、へりくだる者に近づいてくださる」と。

私たちは、主がともにいてくださることを願います。

2023年は、主が八鹿教会とともにいてくださったことを感じられる年でした。新たな年も、教会の一人ひとりが、主の御前にへりくだる者として信仰の道を歩ませていただきましょう。

主は言われます。『わたしは、高く聖なる所に住み、砕かれた人、へりくだった人とともに住む』(イザヤ57章15節) アーメン