2024年2月21日(水)

<讃美歌>讃美歌373番「イエスこそわが君」

<聖書日課>マタイ4章1~11節「サタンの誘惑に優る力」

サタンが人を誘惑する目的は、その人を神様から引き離すことです。従って、サタンは信仰を持っていない人を誘惑することはありません。そのまま放っておけばそれでよいのです。

しかし、教会に来て信仰を持ち始めた人や信仰者ではあるけれどちょっと何かの理由で信仰が弱くなりかかっている人を誘惑します。

サタンはイエス様を誘惑しました。それはイエス様を誘惑することに成功すれば、一度にすべての人を神から引き離すことができるからです。

でもイエス様がサタンの誘惑に勝ってくださったことを感謝します。それで、私たちが神様に近づく道が開かれたからです。

さて、サタンは三つの誘惑でイエス様を試みました。

第一は、特定の必要に応える誘惑です。 イエス様は四十日四十夜の断食をされました。イエス様は空腹を覚えられていました。サタンはそこに付け入ろうとしたのです。

私たちも、経済的に困窮した時など甘い声に誘われてサタンの罠にはまらないように注意しなければなりません。

第二の誘惑は、御ことばによる誘惑です。クリスチャンは「みことばの民」と言われます。みことばに信頼して過ごすからです。

しかし、サタンは聖書のみことばをよく知っていて、みことばを逆手にとって誘惑するのです。そのようなサタンに、イエス様はみことばをもって対抗されました。

クリスチャンが、聖書のみことばに信頼できなくなったとき、クリスチャンはクリスチャンではなくなります。私たちも、さらにみことばによって励まされて信仰生活を続けることが必要です。

第三は、直接的な偶像礼拝の誘惑です。 サタンは、この世のすべての栄華と引き換えに「自分を拝め」と要求したのです。

私たちが生活している但馬地方には、偶像が数多くあり、生活の中に入り込んでいます。偶像礼拝の誘惑に遭ったときは、イエス様のようにきっぱりと断る勇気が必要です。

イエス様は、サタンの誘惑に打ち勝って福音を広め、私たちの前に天の御国への道を開いてくださいました。

私たちも、サタンの誘惑に打ち勝ってくださったイエス様に信頼して、これからも周りの人々にイエス・キリストの福音を紹介する者とされましょう。

今週の皆様方の信仰者としての歩みのうちに、主の祝福が豊かでありますように祈っております。

アーメン