<讃美歌>讃美歌30番「平和のきみに」

<聖書日課>マタイ8章14~17,28~34節「イエス様の権威に従う」

この福音書を書いたマタイは、5~7章でイエス様の「山上の説教」を記して、イエス様の教えを読む者に明らかにしました。それだけでも、この福音書を読む者は、イエス様が神の権威を持っておられる方であることが解ります。

そしてマタイは、8章からイエス様が行われた奇蹟を記して、イエス様の神の権威をよりはっきりと示しています。 14, 15節では、イエス様はペテロのしゅうとめの熱病をお癒しになった奇蹟が記されています。

28~34節では、ガダラ人の地での悪霊につかれた人から悪霊を追い出し、さらにその悪霊を豚の群れの中に入ることを許された奇蹟が記されています。

ここに、私たちは、人々の二つの対照的な応答を見ることができます。

一つは、ペテロのしゅうとめの応答です。彼女は、熱病が癒されるとすぐに起きてイエス様をもてなしました。彼女は、イエス様が家に入って来られたときから、「もてなしたい」と思っていたのでしょう。

しかし、病で妨げられていました。それで癒された後、すぐに起き上がってもてなしたのです。

彼女は、自分の身の上に起きたことにより、イエス様が神の力を持っておられることを感じ取ったに違いありません。彼女は、神様を賛美し、喜んでイエス様をもてなしたのです。

それと対照的なのがガダラ人の人々でした。

凶暴な人から悪霊を追い出し、豚の中に追いやったイエス様の神の権威を目の当たりにしながら、イエス様に「この地方を立ち去ってください」と願ったのです。ガダラ人たちは、豚を惜しんだのです。

彼らの地で行われた力あるわざも、経済的損失を惜しむ感情に隠されてしまったのです。

私たちは、信仰を守り続ける上で、この世的な損得を気にして、イエス様に従うことをためらうことはないでしょうか。主は、ご自身に従う者に永遠の富を与えようとされます。

ペテロのしゅうとめは、イエス様に従うことにより、彼女の家はイエス様のガリラヤでの宣教活動の拠点に家として用いられました。

しかしながら、ガダラ人たちは神の恵みを拒否したため、イエス様はその地を去られたのです。

主は、あなたを神の宝で富ませようとしておられます。 主は、八鹿教会を神の祝福で満たそうとしておられます。

その事が、あなたの上にまた教会の上に実現するかどうかは、私たちの側の応答にかかっているのです。

このクリスマスの時、私たちはこの世に大きなプレゼントを与えて下さった神の愛を思い、主に従う思いをますます強くされたいものです。

アーメン

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