=あなたが神の恵みのすばらしさを知るために=

<福音書>Ⅰコリント15111

パウロはコリントの人々に福音に立ち戻るように訴えています。教会が教会らしく存続しようとするならば、神の福音に立つ以外に道はないのです。

パウロは福音について3つのことを語っています。

・①キリストは私たちの罪のために死なれたこと。②キリストは葬られたこと。③キリストは、三日目によみがえられたこと。

これだけの証拠を語って「コリントの教会の人々よ、しっかりと福音の恵みを受け取ってください」とパウロは懇願しています。

またパウロは、自分のことを「最も小さい者」「使徒と呼ばれる価値のない者」と表現して、今生きているのは一方的な神の恵みによると言っています。

それで彼は10節で「神の恵みによって、私は今の私になりました」と言うのです。

私たちはパウロの福音伝道者としての生活がいかに大変であったか知っています。

でもパウロは、それらすべてを含めて<神の恵みによって>と言っています。

それはパウロが、福音宣教の労苦を辛いこと捉えているのではなく、<神様により近づけるもの>と捉えているからです。

<神の恵み>とは、あなたの心を神様の方に向けさせるものです。

パウロは神の恵みによってイエス・キリストを信じて頼る者とされたのです。そうして彼は、さらに神様に近い者と変えらました。

あなたも、今日まで与えられてきた神の恵みの一覧を持っています。それらがどれほど思わしくない物のように見えても、それによってあなたがイエス・キリストをより深く知ったのであれば、それは神の恵みです。

人の思いではマイナスと思えることをも恵みとして用いてくださるところに<神の恵みの力>があります。神の恵みの力は、あなたをより神様に近い者とします。

パウロはきっと「私はほかのすべての使徒たちよりも多くの恵みをいただきました」と言うでしょう。それは、パウロがイエス・キリストの中にある永遠のいのちの宝を見つけたからです。

あなたも神様の与えてくださる恵みを受け止めた時に、あなたは神の愛の大きさを教えられ、心の底から「神の恵みによって、私は今の私になりました」と感謝の祈りをささげるのです。

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