=あなたが豊かな信仰生活を過ごすために=
<福音書>Ⅱコリント8章1~15節
ここでパウロは、福音によって救われた者に与えられる喜びについて語っています。
マケドニヤ教会の人々は、イエス・キリストの福音を教えられ、罪の縄目から解放された。
それで心の平安をいただき、それが満ち溢れる喜びとなり、さらにその喜びが惜しみなく施す富となったのです。
パウロは、主の御用のために惜しみなくささげることができるのは「神様からの恵みです」と言っています。
「奉仕はするものではなく、させていただくものだ」とよく言われます。
クリスチャンの心には、罪が赦され、永遠のいのちが与えられた喜びから「主のためにお役に立ちたい」との思いが起こされるからです。
パウロはコリント教会の人々に、主に仕える喜びを知って欲しいと願ってこの手紙を書いています。
パウロはコリント教会が霊的に良くない状況にあることを知っています。でも、ここにあるパウロのことばはあくまでも優しい。
それは、神様から与えられた救いの恵みの大きさを、パウロ自身が全身で感じていたからです。
このパウロの愛の原動力はイエス・キリストです。イエス様の奉仕こそ、すべての奉仕の模範だからです。
イエス様の生涯はしもべとしての奉仕の生涯であり、十字架の死は、全人類の贖いという最高の奉仕です。
イエス・キリストは地上の全生涯の奉仕により、神の栄光を現わし続けられたのです。
あなたに与えられた神の恵みの賜物は、あなたが地上で何不自由のない生活を過ごすために与えられたではありません。
あなたがその賜物を用いて神の栄光を現わすために与えられているのです。
そのために、まず私たちがイエス・キリストの福音によって<罪の滅びから救われた喜び>に立ち戻りましょう。
その時、与えられた賜物を神様のために喜んで用いさせていただけるのです。
またその時、あなたの心は、何ものによっても取り去ることのできない喜びで満たされるのです。
それが<神の恵みの賜物>がなせるわざだからです。
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