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=あなたが真に幸いな人となるために=
<福音書>ヨハネの福音書12章1~8節
イエス様と弟子たちは、エルサレムでの福音宣教の働きを終えベタニヤのマルタ/マリヤ/ラザロの家に戻って来られました。
マルタは忙しくおもてなしをしていましたが、マリヤは、高価なナルドの香油を3イエスの足に塗り、髪の毛でぬぐい出しました。
なぜマリヤはこのようなことをしたのでしょうか。7節でイエス様は『マリヤはわたしの葬りの日のために、それを取っておこうとしていたのです』と言われています。
マリヤは、弟ラザロを生き返らせてくださった感謝を最大限に現わしたかったのでしょう。でもイエス様はそのマリヤの行いを、ご自身への最大限のささげものとして受け取ってくださったのです。
その香油はマリヤにとっても大変貴重なものでした。しかしマリヤにはまったく惜しくなかった。イエス様はそれを受けるにふさわしい方だと信じていたのです。
私たちは大切なものを、惜しげもなくイエス様に献げられますか。私たちは、イエス様から大きな恵みを受けながら、小さな自分の財産にしがみついていませんか。
人の足をぬぐうことは、屈辱的なことです。しかもマリヤは、自ら進んでイエス様の足元に座り、ナルドの香油を注ぎ、自分の髪の毛でぬぐい始めた。
マリヤは、イエス・キリストに期待したのです。信仰は生ける神に期待することです。
マリヤはどんなに高価なものをささげても、それが無駄になるどころか、イエス様に対する感謝と献身を表わすには足りないことを知っていた。
イエス様はマリヤが注いだ香油を喜ばれ、彼女の期待を超えて受け入れてくださいました。
そして事実として、マリヤがイエス様の足に香油を注いだ行いは、福音書に記され、今も全世界に伝えられ、その香りを存分に放っているのです。
多くの人は「マリヤは幸いな人だ」と思っておられるでしょう。その通りです。
それは、マリヤが心から主イエス・キリストに期待したからです。
主は、あなたが期待してご自分の足元に来るのを待っておられる。その時主は、あなたのささげものを期待以上に用いてくださるのです。
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