<讃美歌>讃美歌394番「主よ終わりまで」

<聖書日課>ルカ9章10~17節「神の権威を知る」

今日の箇所は”5000人の給食”の記事です。この奇蹟は四つの福音書すべてに記されている偉大な奇蹟です。イエス様は何故、この奇蹟を行われたのでしょうか。

この奇蹟の直前に、イエス様は12弟子たちに「悪霊を追い出し、病気を直すための権威を与え」、

周辺の村々に遣わされました。弟子たちは出て行って、福音を宣べ伝え、病気の者を直しました。(6節)  そこでは、弟子たちの最も大切な働きは<福音を伝える>ことでした。

しかしながら、弟子たちが福音を伝える働きを続けるためには、「イエス様はどのような方か」をハッキリと教えられる必要がありました。

弟子たちは、病人を直すことによって、イエス様の持っておられる権威の偉大さを教えられたのです。しかしイエス様は、それだけでは不十分だと思われ、弟子たちに5000人の給食の奇蹟を体験させられたのです。

弟子たちは、イエス様が天に戻られた後、自分たちが中心となって全世界に福音を宣べ伝える者たちです。

その時、弟子たちは「全世界への福音宣教」を意識していなかったでしょう。しかしイエス様は、その事を強く意識して弟子たちを訓練されていたのです。

弟子たちは、5000人もの人々を50人ぐらいずつに分けました。100組ほどのグループができました。その一つ一つのグループに、イエス様が裂いたパンと魚を分け与えました。

想像してみてください。5つのパンをすべて半分に裂いたら10個になった。10個のパンを半分に裂いたら20個になった。20個のパンを半分に裂いたら40個になった。弟子たちの手の中で、裂かれたパンが増えていったのです。

弟子たちの驚きを想像してみてください。弟子たちは、どれほど興奮したことでしょうか。

イエス様の持っておられる<神の権威の大きさ>を、非常な驚きをもって教えられたのです。

弟子たちはこの奇蹟を通して、イエス様が偉大な力を持っておられる方としてではなく、神の権威を持っておられる方であることを教えられたのです。

それは、弟子たちがこれから福音宣教を続ける上で、知らなければならない事だったのです。

あなたは、イエス様をそのような方として知っておられますか?

私たちはイエス様の弟子として、イエス様は今も生きて働く神であることを知らなければならないのです。

あなたは、これまでの人生のどこかでイエス様に出会い、罪赦されていることを教えられ信仰を持ちました。あなたは、これからイエス・キリストの弟子として全世界に遣わされ、福音を宣べ伝えるのです。

そのために、みことばはあなたに「イエス様は神の権威を持っておられる方」であり「神そのものである」ことを告げています。 そこに私たちの信仰の土台があります。

私たち信仰者は、これからもその土台の上にしっかりと立ち続け、福音宣教のパンを裂き続けようではありませんか。

これからの皆様方の宣教の働きの上に、主の豊かな導きがありますように祈っております。

アーメン

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