<讃美歌>讃美歌337番「やすかれ わが心よ」

 <聖書日課>マタイ12章38~42節「完全なしるし」

律法学者やパリサイ人は、「あなたが神から遣わされた者であるしるしを見せて欲しい」とイエス様に要求しました。

彼らは、毎日のように宮の中でイエス様の教えを聞いていたでしょう、病人を癒されたことも知っているでしょう。

でも、自分たちの考える神から遣わされた者(メシヤ)としての証拠としてのしるしが欲しいと主張しました。彼らは、異常な者の中に神を見ようとする、根本的に間違った考え方をしていたのです。

何度も言っていますが、神様はあなたが納得することを求めておられません。信仰を求めておられます。そのような彼らにイエス様は「悪い、姦淫の時代はしるしを求める」と言われます。

姦淫の時代とは、背信・不真実の時代のことです。神以外のものを拝み、偶像礼拝を続ける時代です。神とイスラエルの関係は婚姻関係にたとえられます。その意味で、人が神以外のものに心を奪われることは姦淫です。

パリサイ人たちは、しるしを求めて神の愛を確かめようと、不信の態度を持ち続けました。不信の要求が信仰に至ることはありません。

今の世も、何かといえば証拠を求め、納得して自分自身を満足させようとします。 そのためイエス様は、彼らに「ヨナのしるし以外は、しるしは与えられません」と言われます。

ヨナは三日三晩大きな魚の中にいて、いわば死んだも同然のところから、まったく新しく変わった人として、ニネベに行き、悔い改めの宣教をしたのです。イエス様は、ヨナの経験はご自分の死と復活の予表であると言われます。

人には、イエス様の十字架の死と死からの復活が<完全なしるし>として示されています。

そのしるしを認め、イエス様を罪からの救い主キリストとして信じる者は、まったく新しくされ、みことばを宣べ伝えるために用いられるのです。

皆様方が、イエス様の完全なしるしをしっかりと見つめて、主のご用に足る者とされますように願っております。 アーメン

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