ヨハネ14章1~14節
以前、家島での中高生キャンプのナイトハイクの帰りに道に迷い、宿舎ではなく、全然知らない海辺に出てしまったことがあります。途中の分かれ道に立っていた道しるべが折れて落ちていたからでした。私たちの人生も同じです。神の国(天国)へと続く正しい道を知らなければ、罪の暗闇の中をさまようことになります。
イエス様は言われました。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません」(6)。なぜイエス様だけが天国へのただ一つの道だと言い切れるのでしょうか?それはイエス様だけが私たち人間の罪を背負って身代わりに十字架で罰を受けてくださったからです。天国は聖なる所ですから、罪のある人間はそこへ行くことはできません。しかし、イエス様が私たちの代わりに十字架にかかってくださったことで、人間の世界と天国との間に橋が架けられ、道が出来たのです。
人々は、イエス様を「役に立たない石」として捨てました。しかし、じつはその石こそ、家づくりに欠かせない「要の石」だったのです(Ⅰペテロ2:7)。この要の石であるイエス様に信頼する者は、決して失望させられることがありません(同2:6)。
天国へのただ一つの道がイエス様であることを知った者は、その道を、他の人にも知らせる必要があります。山で道しるべが折れていたら、それを他の人に知らせるべきなのと同じです。イエス様を信じて洗礼を受けた人には聖霊様が与えられていますから、聖霊様の働きによって「イエス様のわざ」を行うことが出来、「さらに大きなわざ」を行うことが出来ます。(12)。イエス様の時代にはなかった乗り物で世界中にイエス様のことを伝えに行ったり、イエス様の時代にはなかったSNSなどで家にいてもイエス様のことを伝えたり出来るからです。
宣教師ハドソン・テーラーが中国の奥地でイエス様の福音を伝え、その信仰の火がノルウェーにも飛び火し、ノルウェーの宣教師が日本に福音を伝え、それが私たちの教会の誕生につながったように、今度は私たちが「道しるべ」となる番です。罪の世界から神の国に通じるただ一つの道であるイエス様に、私たちももう一度信頼し、この道を力強く歩みましょう。そして様々な、斬新な方法で、イエス様という「ただ一つの道」を人に伝えましょう。その人が真っ暗な道で迷うことのないように。

(永田 令牧師)