
2025年01月05日(日)
=あなたが神の子の特権を受けた者として生きるために=
<福音書>ヨハネ1章9~18節
すべての人はいろいろな姿を持っていますが、キリストの<まことの光>に照らされて、初めて見えてくる姿がその人の本当の姿です。
では私たちは、イエス・キリストをどの程度知っているでしょうか。知っているとは受け入れることです。
神は人と信頼関係を築きたいと願われました。 それで神は、最愛のひとり子イエス様を、すべての人の罪を赦すために地上に遣わされました。しかし人は、イエス様を十字架につけて殺してしまった。
人は、神の愛を受け取ることを拒んだのです。それでも神の側の信頼はゆるぎませんでした。もし、神の人への信頼が揺るぐようなものであるなら、誰一人として<永遠のいのちの恵>にあずかる者はいないでしょう。そこに神の忍耐があります。
ただ私たちは問われます。「あなたはどの程度にイエス・キリストを信じていますか」と。その応答によってあなたの信仰生活の充実、喜びは大きく変わります。なぜなら、イエス様は個人的にあなたの処に来られたからです。
またイエス・キリストの名を信じた信じた人々には、神の子どもとなる特権が与えられました。それは、イエス様の人格、教え、救いの力を信頼して、受け入れることです。そこには四つの意味があります。
第一は「信仰と受け入れ」です。人がイエス様の罪の贖いを受け入れるのです。第二は「従順に従うこと」です。イエス様の教えを理解して、信仰生活の中で実践するのです。
第三は「信頼と依存」です。すべてのことについてイエス様に信頼して歩むのです。最後は「救いの確信」です。罪のための滅びから救われることと、永遠のいのちの確信を持つのです。
心を開いてイエス様に入ってきていただく。それが、あなたがイエス・キリストの名を信じることです。
では “神の子どもとなる特権”とは何でしょうか。
一つは、神との親しい関係になる権利です。クリスチャンは、父なる神を「アバ、父」と呼びます。これは「お父ちゃん」との響きがあります。
二つ目は、聖霊の助けを受ける権利です。八鹿教会が立てられたのも聖霊の助けがあったからです。
三つ目は、罪の赦しと聖なる者とされる権利です。イエス様の名を信じる者だけが、罪が赦された恵みを教えられます。
四つ目は、永遠のいのちを受ける権利です。私たちは、永遠のいのちを約束によっていつも喜んで生かされるのです。
最後は、神の相続人となる権利です。私たちは“神の子”とされ父の財産(神の祝福)を相続するのです。
そしてそれらの特権は、あなたが神によって生まれたから与えられるのです。
14節『ことばは人となって、私たちの間に住まわれた』。このみことばの私たちとは“神の子どもとなる特権を与えられた者”すなわちクリスチャンとされた私たちです。
今の時代に「イエス様は、私の心の中に住んでくださり、私という姿をとって世にご自分を現わされます」。
ですから私を見た人は、特権を与えられて喜んでいる私の姿を通してイエス様を見るのです。そのことは私たちにとっても、もっともすばらしい神の子の特権です。
あなたが神の子とされたのは、あなたがイエス様を世に紹介するためです。しかし意志や努力によっては紹介できません。
あなたが為すべきことは、キリストをしっかりと受け入れ、キリストの名をしっかりと信じることだけです。
その時、全能の神はあなたを<神の子の特権を与えられた者>として、ご自身のために自由にお用いになります。それが信仰者としてもっとも幸いな姿です。
そしてそこで見えてくる姿が、あなたの本当の姿なのです。