聖霊降臨後第19主日・「キリスト者の塩け」

クリスチャンになることは塩としての効き目を持つことです。問われているのは、だれの栄光を現わすのかです。

また、小さなことでも主のために喜んでする者がキリスト者であり、そのように生きることが、キリスト者の“地の塩”として存在する一つの意味です。

さてイエス様は、人を躓かせることを極端に嫌っておられます。

また逆に、あなたが更なる信仰の高みに昇ろうとするとき、邪魔をするものは取り除かなければなりません。逆を言えば、私たちの内から人を信仰に導く話し方/行いが湧き出てくることが信仰者の塩けです。

またイエス様は“塩け”について語られました。信仰者は神様からの試練の火によって塩けをつけられます。＜塩け＞は、クリスチャンの特質です。

塩には三つの役目があります。第一に腐敗を防ぐものとして役割です。特に、信仰者は霊的腐敗を防止することを期待されています。

二つ目の役割。塩は食物の味を良くします。私たちも、キリスト者の塩けの利いた豊かな人生を、周りの人々に示すのです。

三つ目は、塩は常に人ののどを渇かします。霊的な心の渇きは、人をキリストへと導きます。

人が、キリスト者であるあなたを見たとき、「イエス・キリストをもっと知りたい」と心の渇きを感じられるでしょうか。

私たちは、イエス・キリストを宣べ伝えます。それはキリストの塩になることです。塩は姿を隠します。相手の中に姿を隠し、相手の味を引き立てるのです。

キリスト教会は、イエス・キリストの弟子の集まりです。そこでは互いを引き立て、互いの信仰の弱さを補い合い、互いに信仰者としての味をより良くするのです。

私たちは、主のために生き、主が愛されている者のために生きるのです。それが＜キリストの塩け＞を身に帯びた者の生き方です。

その＜塩けを帯びた生き方＞は、私たちがイエス様に信頼して生かされるときに賜物として与えられるものです。