
=あなたが神の守りのうちに生きるために=
<福音書>ルカ4章1~13節
悪魔の誘惑を受けることは、人にとって危険なことです。永遠のいのちに係わることだからです。どんなに立派なクリスチャンのように見えても、誘惑に対する心の隙を持っています。
その心の隙が、私たちの心に荒野をもたらします。また、悪魔は私たちをも誘惑します。結果として、私たちは実にしばしば誘惑に負けます。
そのような私たちを支えてくださるのは、悪魔の誘惑に勝った人としてのイエス・キリストです。イエス様は、人として誘惑に勝たれたが故に、誘惑に負け罪に悩む者を励ますことができるのです。
イエス様は、私たちの弱さのために悪魔と戦い、勝利してくださったのです。悪魔の目的は、神と人とを引き離すことです。悪魔がイエスに勝利すれば、誰も天の御国に入れません。
またこのイエス様と悪魔との戦いは、<あなたと悪魔の戦い>でもあります。人が神様を信じて生きようとするとき、勝ち取るべき信仰の戦いがあります。
悪魔はイエス様に言います。「この石に、パンになれと言いつけなさい」と。
イエス様は答えます。「人はパンだけで生きるのではない」。イエス様は、永遠のいのちに至る生き方を言っておられます。
悪魔は尚も誘惑します。「永遠のいのちよりも、今の生活の方が大切だろう。私を拝んではどうか」。イエス様は答えます。『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えなさい』。『主を試みてはならない』。
ここで私たちが見つめるべきは、みことばによって悪魔の誘惑に打ち勝ち、救いの道を開いて下さったイエス様の姿です。世における信仰生活は<戦い>です。
その日々の戦いで、最も大切なことは正しい武器を持つことです。その武器は、聖書のみことばとイエス・キリストを見つめる姿勢です。
生活から聖書のみことばが消え、心の目がキリストに向かなくなった時、あなたの心は荒野です。その時、悪魔はあなたを神様から引き離そうとします。
私たちはイエス・キリストに心を向け続け、みことばにより頼む生活を続けなければなりません。それが、悪魔に対する最大の防御であり、私たちの「荒野からの脱出」です。
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