
<讃美歌>讃美歌357番「主なる神をたたえまつれ」
<聖書日課>マタイ18章10~14節「羊飼いの働き」
イエス様は、10節で「この小さい者たちを、ひとりでも見下げたりしないように気をつけなさい」と言われます。
人は、相手が自分よりも弱い者、また社会的立場が低い者であると知った時、その人を見下げることがあります。 それは、他の人よりも上に立ちたいと願う優越感の裏返しでもあります。
そのような者は、「神の愛を知らないものだ」とイエス様は言われるのです。
その神の愛を教えるために、イエス様は<迷い出た一匹の羊>のたとえ話をされました。イスラエルでは、羊は大切な家畜です。人々は羊に親密感をもって養っています。
だから、たとえ100匹の中の1匹であっても、いなくなったら一所懸命捜すのです。そして見つかれば、みんなの者が大喜びします。それは、羊飼いが羊を大切にしているからです。
天の神様も、ひとりの人の魂でもご自分の囲いの中から迷い出て、いなくなることを悲しまれます。
それは神様にとっても、ひとりの人の価値が数多くいる全体の中の一人ではなく、一個人として大切に見ておられるからです。
しかし神様の目から見れば、今の日本の状況は非常に寂しいものです。100匹の羊の中で、99匹が迷い出ています。神様は、必死で迷い出た羊を捜し求めておられます。
私たちの周りの方々も、何と多くの人が神の囲いの中から迷い出ているでしょうか。
私たちは、自分が救われているので「もう大丈夫だ」と思って安心していないでしょうか。私たちは、99匹の羊が迷い出ていることにもっと心を砕く必要があります。
それはかつて、自分自身が迷い出ていた羊であったことと、神様が一人でも多くの魂が、ご自分のところに戻ってくることを願っておられるからです。
それで、すでに救われている私たちに期待されていることが二つあります。
一つは、機会あるごとに人を教会に誘うことです。そしてもう一つは、自分自身が今救われていることを、心から感謝することです。
神様は、あなたに期待されています。
あなたが、さらに心から主に感謝して、喜んで信仰生活を続ける時、主は、あなたにさらに大きな祝福を与え、あなたを失われた羊を捜し出す羊飼いとされるのです。
あなたの信仰生活が、更に神の愛に満たされたものとなりますように願っております。
アーメン
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