<讃美歌>讃美歌337番「やすかれ わが心よ」

<聖書日課>ヨハネ8章21~38節「真理によって自由にされた者」

この個所は、イエス様とイエス様に反対するユダヤ人たちとの会話です。

ユダヤ人たちは、律法を守ることによって神様から義と認められ、永遠のいのちを獲得しようとする者たちです。

そのユダヤ人たちにイエス様は「あなたがたは、‥自分の罪の中で死ぬ」(21節)と言われました。それは、律法を守ることによっては罪は赦されない、

だから彼らの罪は赦されず、ユダヤ人たちは自分の罪の報酬として永遠の死を招くことを言われたのです。

そのイエス様の忠告にもかかわらず、ユダヤ人たちは、<自らの死>についてまったく無関心です。

それは彼らが、自分たちの正しさを世の人に見せようと努力して、神様の前の正しさをないがしろにしていたからです。

そのイエス様の忠告は、今の世の私たちにも向けられています。

もし私たちも、世のことに夢中になり、神様/イエス様のことをないがしろにするようなことがあれば、

私たちも、自分の罪に気付かなくなり<自分の罪の中に死ぬ>ことになります。それは<永遠の死>です。

しかし感謝なことに、私たちは、世のことに夢中になることから解放され、自分の罪の中に死ぬことはありません。

24節で「わたしのことを信じなければ、あなたがたは自分の罪の中に死ぬのです」とあるからです。

私たちはイエス・キリストを罪からの救い主と信じるクリスチャンです。

また、イエス様はユダヤ人たちにこのように言われています。32節「真理はあなたがたを自由にします」。

真理とは、イエス様が罪からの解放者であることです。自由とは罪の束縛から解放されることです。

私たちは、間違いなく真理を教えられて信じた自由人です。罪の束縛から解放された者たちです。

では、私たちは<真理によって自由にされた者>として日々の信仰生活を喜んでいるでしょうか。

それはこの世の苦しさから解放された生活ではありません。この世において、私たちは依然として様々な困難に悩みます。

しかしながら私たちは、真理によって自由にされたものであり、もう自分の罪の中に死ぬことはありません。

この事実以上に、私たちに心の平安を与えてくれるものは何もありません。この平安は世の悩みや心配を補って余りあるものです。

私たちの信仰生活は、<真理によって自由にされた者>の平安に満ちているでしょうか。

ユダヤ人たちの心はいつも「人は自分をどのように見ているだろうか」と世のことに心を奪われていましたが、

私たちの心はいつも「罪赦された喜び」に満たされていることを感謝いたしましょう。

アーメン