2025年09月03日(水)

<讃美歌>讃美歌337番「やすかれ わが心よ」

<聖書日課>ルカの福音書14章15~24節「幸いな人」

イエス様は、パリサイ派の指導者の家に食事に招待されました。(14章1節) そこでは、他のパリサイ派の人々も招待されていたようです。

その席でイエス様は、そこに集まっている人々に「結婚の披露宴に招かれた人」のたとえ話を話し、「食事をふるまう時は、貧しい人々を招きなさい」と語られました。

そのイエス様の話を聞いていた一人の人、おそらくパリサイ派の一人が、イエス様に「神の国で食事をする人は、何と幸いなことでしょう」と話したのです。

そのことばを語った者は、「自分はユダヤ人だから当然、神の国で食事をする者だ」と思い込んでいます。

イエス様は、そのようなユダヤ人の特権意識は間違っていることを教えるために、「ある人が催した盛大な宴会」のたとえを話されました。

盛大な宴会を催した人は神です。神はその宴会に、予め招待していた人々に「宴会に来るように」使いを送られました。

ユダヤ人の特権は、神の宴会に最初に招待されることにおいての特権なのです。しかし、招待された人々は様々な理由をつけて招待を断ったのです。

神は、預言者を遣わしユダヤ人にご自分に従うように、偶像礼拝を避けるように注意されましたが、ユダヤ人たちは、神のことばに従わなかったのです。

また神は、ひとり子のイエス様を遣わされましたが、ユダヤ人たちはイエス様を尊敬するどころか、陥れようとしています。

結果的に、神を第一とせずにこの世的なことに心を奪われる者は、神の国に入れないのです。

24節のイエス様のことば、「あの招待されていた人たちの中で、私の食事を味わう者は一人もいません」は、自分を義とし、神の恵みを当然のものと考える高慢な者への警告です。

神の国に入るには、へりくだりと神の招きへの素直な応答が必要です。

私たちは、神の招きに応答した者ですが、さらに神の国の食事を味わうために遣わされたところで、主に仕え続けさせていただきましょう。

そのときあなたは、どんな境遇にあっても<幸いな人>とされるのです。

アーメン