2025年02月05日(水)

<讃美歌>讃美歌288番「光のわが主よ」

<聖書日課>ルカ19章41~44節「平和に向かう道」

イエス様は、エルサレムの人々をかわいそうに思って悲しんでおられます。「もし、平和に向かう道を、おまえも知っていたら」と言って泣いておられます。

イエス様は、イスラエルの人々に福音を語って来られました。でも多くの人々は心を頑なにして、イエス様のことばに耳を貸しませんでした。

イエス様は、ご自分が「旧約聖書に預言されている救い主メシアである」と言って”平和に向かう道”を示されました。しかし人々の目から、救い主イエス・キリストは隠されていたのです。

それは、「このような者が、メシアであるはずはない」との人々の傲慢の結果でした。

そのような者の最後は、サタンによって取り囲まれ、徹底的に心が打ちのめされ、永遠の滅びへと落ちていくのです。 今イエス様は、そのような者のために泣いておられるのです。

イエス様は今も泣いておられます。世の多くの人々が「神の訪れ」(44節)を知らないからです。

イエス様は、エルサレムの町をご覧になって嘆かれた数日後に十字架に着いて死んでくださいました。それはすべての人のすべての罪を背負って死んでくださったのです。

それによって、すべての人に「平和に向かう道」がハッキリと示されたのです。そうです。すべての人にとって、イエス・キリストご自身が神との平和に向かう道なのです。

しかし世の人は、イエス・キリストの名前は知っていても、イエス様が誰なのかを知らない。だからイエス様は、今も泣いておられます。

あなたの目は、イエス・キリストをハッキリと見ていますか。イエス様をハッキリと見る者は、その心が主との平和を持っていることを喜びます。イエス様の先に<永遠のいのち>を見るからです。

そしてそのような者を、主は「平和に向かう道」を宣べ伝える者として用いてくださるのです。

アーメン