<讃美歌>讃美歌277番「栄えに輝く シオンの都は」

<聖書日課>マタイ10章5~15節「喜んで主に仕える」

イエス様は12弟子たちをイスラエルの家の失われた羊のところに遣わされました。

特に「サマリヤ人の町に入ってはいけません」と言われています。イエス様は、まず福音は神の選びの民であるユダヤ人に語られるものとご計画されたのです。

弟子たちが語るべきことばは、「天の御国が近づいた」です。それは、メシヤの時代が近づいたことを宣言することばです。

ユダヤ人たちは、旧約の時代からずっと救い主メシヤの到来を信じて待ち望んでいました。

そのメシヤの時代。それが、今すでに始まっているのです。弟子たちは、そのメシヤの時代が始まっていることを知らせるために、病人をいやし、死人を生き返らせ、ツァラアトの者をきよめ、悪霊を追い出す権威を与えられました。

弟子たちは、それらの権威を用いて、イエス・キリストの栄光を現し、イエス様が来るべきキリストであることを伝える使命を与えられたのです。

弟子たちは、決してそれらの権威を、その他の目的のために使うことは許されませんでした。

そのため、イエス様は彼らに、「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」と注意されています。

私たちも、イエス・キリストの福音をただで受けました。

そのため、福音をただで周りの方々に伝えなくてはなりません。福音をただで伝える。それは、人に聖書のことばやイエス・キリストのことを証しすることを無代価で行いなさいということだけではありません。

そのことは、宣教姿勢の前提ですが、もっと突き詰めて思いめぐらすことは、私たちは、「神の福音を喜んで伝えているか」が問われているのです。

福音をただで与えることは、「受ける人が、もっとも受け取りやすい状況で与えなさい」と言われているのです。もしあなたが、疲れた態度で、また怖い顔つきで福音を語るなら、受け取る人は福音を受け取るのに躊躇します。

でもあなたが明るい笑顔で福音を語るなら、聞く人は大変受け取りやすくなるでしょう。

イエス・キリストの福音は、大変価値のあるものです。それによって、聞く人の永遠のいのちが左右されるからです。

一人でも多くの人に、価値ある福音を受け取っていただくために、私たちも福音を信じた者として、日々、与えられた所で喜んで主に仕えさせていただきましょう。

『私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、 いつも思っていなさい』。(Ⅱテモテ2章8節)

アーメン

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