
<讃美歌>讃美歌374番「たよりまつる わが主よ」
<聖書日課>ルカ5章1~11節「信仰の深みへ」
シモン・ペテロは長年ガリラヤ湖で魚を捕る漁師でした。ガリラヤ湖のことは知り尽くしていました。
いつ頃/どこで/どのような魚が取れるかは経験で知っていました。それで目的の魚を取るために、夜に漁をしました。
しかし、どういうわけか、その夜は一匹の魚も取れませんでした。ペテロはあきらめていました。「今日はたまたま運が悪かった」ぐらいに思っていたのでしょうか。
そのペテロに、イエス様が声をかけられました。「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」。
ペテロは不思議に思ったことでしょう。そんなところに網をおろしても、魚は取れないことくらいは経験で知っていました。
でもイエス様が言われるので、半信半疑で深みへ漕ぎ出し網をおろすと、おびただしい魚が網にかかりました。
ペテロはこの経験によって、イエス様に従う決心をしました。このことで、イエス様はペテロを呼ばれたのです。
それは、ペテロが更なる信仰の深みへ漕ぎ出し、イエス様のために大きな働きをするためです。
実際ペテロは初代教会の指導者として、多くの人々に福音を伝える働きをしたのです。ペテロは「人間をとる漁師」とされたのです。
ペテロと同じように、私たちもイエス様に呼ばれ、主の弟子になりました。
イエス様は、ペテロと同じように、私たちをも「人間をとる漁師」として呼んでおられます。
イエス様は私たちにも語っておられます。「深みに漕ぎ出して、網をおろしなさい」。
私たちがなすべきことは、イエス様の呼びかけに従って「信仰の深みへ」踏み出すことです。
ペテロはイエス様に従って、ただ網をおろしただけです。魚を網に入れてくださったのはイエス様です。
あなたも、イエス様の呼びかけに応えて、更なる信仰の深みへと漕ぎ出し網をおろそうではありませんか。あなたのおろした網に、主が魚を入れてくださいます。
イエス様はあなたを人間をとる漁師にしようと願っておられるのです。
今日から、またあなたがイエス様の声に導かれて、信仰の深みへと進まれますように祈っております。
アーメン
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