2025年12月03日(水)
<讃美歌>讃美歌14番「わが心は」
<聖書日課>マタイの福音書24章23~35節「キリスト者の歩み」
私たちは、アドベントのときを過ごしています。アドベントは、イエス・キリストのご降誕を感謝して、再臨を待ち望むときです。
しかし、世には正しいキリスト者を誘惑する力が働いています。そのような世の力は、人のたましいを神から引き離す方向に働きます。
ですから私たちは、正しい判断基準に基づいて歩まなければ、すぐに間違った方向に進んでしまいます。
もちろん与えられた物質的財産(金銭)も大切にしなければなりません。しかし、そのようなものに心を奪われないように注意しましょう。
「ここにキリストがいる」と叫ぶのは、偽預言者の声であり、それは人を神から引き離す声です。
人のたましいが神から離れることは、それ自体が裁きです。そのような者は、心に平安が無く、終末のときには必ず裁かれるからです。
イエス様はその事実を、28節で「死体のあるところには、ハゲタカが集まる」と言われました。死体とは霊的に神から離れている者のことで、ハゲタカが集まることは神のさばきが執行されることです。
イエス・キリストが再臨するときは、「稲妻が東から西にひらめく」ように、誰の目にも分かります。でも霊的に死んでいる者は、その前に現れる誘惑によって惑わされてしまいます。
ですからイエス様は、「わたしのことばは決して消え去ることがありません」と言って、人は、イエス様のことばに信頼して歩む大切さを教えられたのです。
私たちは聖書のことばに信頼して生きる者です。みことばは人を生かす神の力です。私たちが、霊的に困難な状況に陥らないように、人を導く道しるべです。
このアドベントのとき、私たちはいっそう聖書のみことばから教えられ、惑わされることなく、さらに神を信頼して過ごさせていただきましょう。
今週の皆様方の信仰生活が、主の導きにより、さらに恵み豊かなものとされますように祈っております。
アーメン