<讃美歌>讃美歌373番「イエスこそ、わが君」

<聖書日課>マルコ6章35~44節「たましいの満足」

5,000人の給食の奇蹟は、四つの福音書すべてに記載されている偉大な奇蹟です。

弟子たちのガリラヤ宣教の結果、弟子たち目当てに集まって来た人々は、長い時間、何も食べずに過ごしていたのでしょう。

時間も遅くなり、周りは辺鄙な場所です。弟子たちは、「みんなを解散させてください」と言います。

もしあなたが、ガリラヤのあちこちの村から集まって来た群衆の一人であれば、この段階で「もう時間も遅くなったので帰りなさい」と言われて、素直に帰りますか。

とても素直に帰る気にはなれないでしょう。

そんな人々にイエス様は<5,000人の給食の奇蹟>を見せられました。

イエス様はこの奇蹟を、ご自分は誰なのかをはっきりと示すために行われました。

人々は、この奇蹟を見て、イエス様が誰かをはっきりと認識したのでしょうか。

マルコは、そのことを明確には書いていません。ただマルコは、42節で「人々はみな、食べて満腹した」とだけ書きました。人々は、腹は満たしたようです。

あなたはこの奇蹟の記事から、何を読み取りますか。

イエス様は、人々に、たましいの満たしを与えようとされています。5,000人の給食の奇蹟は、無から有を造り出す奇蹟です。

それは、イエス様ご自身が<神>であることを証明した奇蹟です。

おそらく、5,000人の人々の中の多くの人は、イエス様の神の力を信じたでしょう。

あなたは、この奇蹟から「私の信じているイエス・キリストは神だ」との思いが強くされたでしょうか。

あなたのたましいは、満足させられたでしょうか。

パウロは「私は、自分の信じて来た方をよく知っており、‥」(Ⅱテモテ1章12節)と言っていますが、

イエス・キリストをよく知ること。それがたましいの満足を得ることです。

私たちは、日々の生活の中でいろいろなことをしなければなりませんが、世のことに心を振り回されずに、

神の力を持っておられるイエス・キリストに常に心を向けましょう。

その時、あなたのたましいは、聖霊の助けにより神の満たしを教えられるのです。

あなたのクリスチャン生活が、これからも神様の祝福で満たされますように祈っております。

アーメン

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