
<讃美歌>讃美歌394番「主よ終わりまで仕えまつらん」
<聖書日課>マルコ8章14~21節「あなたは悟っているか」
「まだ悟らないのですか」(21節)。イエス様が弟子たちに言われたことばです。
弟子たちは、何を悟っていなかったのでしょうか。8章の1~9節には「4,000人の給食」の奇蹟が記されています。
その4,000人の給食の奇蹟では、イエス様のほうから「この群衆はもう三日間もわたしと一緒にいて、食べるものを持っていない」と弟子たちに言われています。
その問いかけに弟子たちは「こんなへんぴな所で、どこからパンを手に入れて、‥」と答えています。
この少し前に、弟子たちは5,000人の給食の奇蹟を見ています。
イエス様が神の力を持っておられることは充分に知っているはずです。
しかし、弟子たちはイエス様に頼ることを忘れ、「どこからパンを手に入れて、‥」と不安になったのです。そのような弟子たちをイエス様は、18節で諭しておられます。
「目がありながら見えないのですか。耳がありながら聞こえないのですか。あなたがたは、覚えていないのですか。」
それまでに、弟子たちはイエス様がなさった様々な奇蹟を見てきました。
その奇蹟のうちに、弟子たちはイエス様の神の力を見ることができなかった。
それまでに、弟子たちはイエス様が語られた様々なことばを聞いてきました。
そのことばのうちに、弟子たちは神の声を聞くことができなかった。
5,000人の給食の奇蹟、4,000人の給食の奇蹟を弟子たちは経験しました。
それらのことを経験しても弟子たちは、イエス様に頼り切ることを学ばなかった。
あなたは悟っておられますか。イエス様が神であることを。
イエス様が神の力を持っておられる方だと知っている者は、イエス様に頼るのです。
私たちも、目で聖書のみことばを読んでいます。耳でみことばの説教を聞いています。
自分自身で神様の導きを経験してきました。
それでも、あなたがイエス・キリストに頼ることを学んでいないのであれば、主はあなたにも言われます。「まだ悟らないのですか」と。
私たちが心を使うべきは、パンのこと(物質的な事)ではなく、霊的な事です。
パリサイ人のパン種、ヘロデのパン種とは、あなたの心をイエス様から引き離そうとするものです。
様々な世の誘惑です。その誘惑から守られるように、私たちは祈らなくてはなりません。
私たちの心を主の前に広げ、みことばを目で読み、説教を耳で聴き、主に心を潤していただきましょう。
これからも、皆様方の霊的な成長を願っております。
アーメン
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