2024年12月04日(水)

<讃美歌>讃美歌394番「主よ終わりまで」

<聖書日課>ルカ11章29~32節「悪い時代に正しく生きる」

イエス様はここで、この世にあって私たちが主の前に正しく生きる生き方について語っておられます。

人はしるしを求めます。何か物珍しいものを見たいと願います。しかし、しるしを見てその者が感激するのは一時的です。イエス様はその時までに多くの奇跡を行われました。

多くの人々がその奇蹟を見ました。五つのパンと二匹の魚で、5,000人以上の人々を満腹にされました。病の者を癒し、悪霊につかれた者から悪霊を追い出されました。

でもその奇蹟を見たほとんどの人は、イエス様に従うことはありませんでした。その者たちは、自分の一時的な満足を求めるだけだったからです。

ですからイエス様は、「ヨナのしるし以外は与えられません」と言われます。ヨナは、三日三晩大きな魚の腹の中に置かれ、地上に吐き出されました。

それは、イエス様が十字架で死なれた後、三日目によみがえられたことを象徴しています。

私たちには、イエス様の十字架の死と復活の奇跡にまさる奇跡は与えられません。いや、それで充分です。それ以外にしるしを求めるのは、信仰者の生き方として間違っているのです。

南の女王は、ソロモンの知恵を聞くために、はるばるシェバの国からやって来ました。彼女は、ソロモンの知恵が想像以上であったので感激して帰って行きました。(Ⅰ列王記10章)

ニネベの人々は、「もうすぐこの町は、神によって滅ぼされる」とのヨナの説教を聞いて、自分たちの罪を悔い改めました。

イエス様は言われます。「ここにソロモンにまさる者がいる。ここにヨナにまさる者がいる」と。もちろんイエス様は、ご自分のことを指して言っておられるのです。

イエス様の知恵はソロモンの知恵にまさり、イエス様のことばはヨナのことばにまさります。なぜなら、ソロモンの知恵は神から与えられたものであり、ヨナのことばも神から教えられたものだからです。

私たちは、ソロモンの知恵やヨナのことばではなく、神であるイエス様の知恵を教えられ、イエス様のことばから教えられなければなりません。  それはまさしく、聖書のみことばから学ぶことです。

今の世には、サタンの誘惑が満ちています。そのような時代にあって、私たちが生きるべき道を示しているのは、イエス様のことばだけです。

サタンは、私たちを誘惑して、主の道からそらせようとしますが、私たちはクリスチャンとして、イエス様に聞き従う道を歩ませていただきましょう。

それが、世にあってクリスチャンの歩むべき道なのです。

アーメン