
2025年05月07日(水)
<讃美歌>讃美歌289番「すべての人に」
<聖書日課>ルカの福音書5章1~11節「人間を捕る漁師」
この時イエス様は、人間を捕る漁師(弟子)を探しておられました。時は朝です。イエス様はゲネサレ湖(ガリラヤ湖)の岸辺におられました。
そこには、漁師たちが何人かいて漁で使った網を洗っていました。それでイエス様はシモン(ペテロ)に言われました。「深みに漕ぎ出し、網を下ろして魚を捕りなさい」。
イエス様は大工の息子として育ちました。漁の経験はありません。ペテロは長年ガリラヤ湖で漁をしています。ガリラヤ湖のことはよく知っています。いつ、どこで、どのような魚が捕れるか、よく知っています。
それで、その日も魚を捕るために、夜中に漁に出かけたのです。でもその夜は、まったく捕れませんでした。ペテロは「時にはこんなこともあるだろう」ぐらいに思っていたでしょう。
そんなペテロに、イエス様は「深みに漕ぎ出し、網を下ろして魚を捕りなさい」と言われた。
ペテロはイエス様に言い返すこともできました。「イエス様、この時間に深みに出かけて行って網を下ろしても魚は捕れません」と。
ペテロにとって、深みに漕ぎ出すこと、網を下ろすことは簡単なことです。イエス様は、ペテロにご自分に素直に従うことを求められたのです。
ペテロが言われたとおりに網を下ろすと、おびただしい数の魚が入りました。そのときからペテロはイエス様の弟子となったのです。
私たちもイエス様の弟子です。イエス様は、私たちにもご自分に素直に従うことを求めておられます。私たちは、イエス様が言われていることに従順に従わなければなりません。
そうするときに、私たちが下した網には多くの収穫が入れられるのです。主は私たちに難しいことを要求されることはありません。
これからも、私たち八鹿教会の一人ひとりが、主の声に忠実に従う者でありたいと願います。そのとき、一人ひとりが「人間を捕る漁師」とされ、教会は主の恵みで溢れるのです。
皆様方の上に、主の祝福が豊かでありますように、
アーメン