2024年09月04日(水)

<讃美歌>讃美歌357番「主なる神を たたえまつれ」

<聖書日課>マルコ7章9~13節「神をほめたたえる」

イエス様は、パリサイ人や律法学者に「あなたがたは偽善者だ」と言われました。ここで言う偽善者とは、神を敬うふりをして、実は神をないがしろにする者のことです。

イエス様は彼らに言われます。『あなたがたは、自分たちの言い伝えを保つために、見事に神の戒めをないがしろにしています』(9節)。

パリサイ人や律法学者は、人々の前では「私は律法をきちんと守っています」と言います。律法とは、神の戒めです。

しかし彼らは、自分たちでも決まり事を作り、それを守ろうとして神の戒めをないがしろにしていることに気がつかなかったのです。 それは、神よりも自分たちの名誉を大切にした結果です。

イエス様は、その代表的な例として「コルバンの規定」を例に挙げられました。コルバンとは、ささげ物のことです。

彼らは、親を扶養するためのもの(食物や生活費)を、「これは神へのささげ物(コルバン)になりました」と宣言すれば、親を扶養しなくてもよいと決めたのです。

しかし、神の与えられた十戒には明らかに「あなたの父と母を敬え」と書かれており、パリサイ人や律法学者たちは、神が定められた戒めよりも、自分たちの言い伝えを大切にしたのです。

私たちは、神の戒めよりも、自分たちの決まり事を優先するのは間違っているとすぐに気がつきます。 しかしながら、私たちも自分の信仰生活を振り返ってみれば、パリサイ人と同じようなことをしていないでしょうか。

神は「安息日を覚えて、これを聖なるものとせよ」(出エジプト20章8節)と言われました。これは、何よりも優先すべき神の命令です。

でも私たちは、何かちょっとした用事ができれば、いともた易く礼拝をおろそかにすることはないでしょうか。

今、八鹿教会の皆様方が、一所懸命、礼拝を大切にされていることを感謝いたします。しかし悪魔の巧妙な誘惑は、私たちの生活の周りに多くあります。

そのような罠に陥らないためにも、私たちは尚一層、イエス・キリストを見つめ、神をほめたたえる必要があるのです。 イエス様は、パリサイ人に「あなたがたは偽善者だ」と言われました。

そのことばは、私たちへのことばです。 「あなたがたは、偽善者にならないために、尚もイエス様に近い者とされなさい」と言われているのです。

日々みことばからイエス様をお教えられ、祈りによってイエス様と話し合うのです。そうするときに、あなたへの神の恵みは、あなたの心からあふれ出るまでになります。

今日からの信仰生活も、神をほめたたえて過ごさせていただきましょう。

アーメン