2024年3月31日(日)

 =イエス様の復活の力によって強くされるために=

<福音書>ヨハネの福音書20章1~18節、Ⅰコリント15章1~20節

神は一人でも多くの人を天の御国に迎えたいと願われました。でも神は、罪人を天国に迎え入れることができません。それで、イエス様が十字架で死んでくださいました。

では、イエス様はなぜ復活されたのか。パウロは「イエス・キリストの復活は、神が死んだ人を復活させる証拠だ」(Ⅰコリント15:16)と言っています。

人は、人生のどこかで復活のイエス・キリストに会う必要があります。そうでないと、永遠の滅びに至ってしまうからです。

さて、イエス様をローマの圧政から解放する救い主と信じていた弟子たちは、イエス様がローマ兵に連れて行かれ、むち打たれ、十字架につけられるのを見て絶望しました。

その絶望の中に、一条の光をもたらしたのが女性たちの報告です。「だれかが、墓から主を取って行きました」。女性たちも「イエス様が復活された」とはまったく思っていません。

でも完全に死んだ者が、新しい肉体をもって生き返るのが復活です

そのイエス様の復活は、今生きている私たちに二つのものを与えてくれます。

一つは、永遠のいのちです。イエス様は復活された時は、以前とは違うからだを持っておられました。復活のからだは<朽ちることのないからだ>だったのです。

復活した者は、もう死ぬことがないのです。それは、永遠に神とともに生きることを示しています。

そしてイエス様の復活が私たちに与える二つ目は、生きる力です

女性たちの報告を聞いて墓に向かった二人の弟子は、イエス様の復活を信じましたが、そこに神の力が働いていることが理解できませんでした。

主の復活に神の力が働いているならば、神は永遠に存在されるので、クリスチャンの上にも神の力が働き、私たちも必ず復活するのです。

神は、イエス・キリストを信じる者を復活させ<永遠のいのち>を与えられます。だから私たちは、神の力の内に永遠のいのちに向かって生きています。

そのことが私たちに喜んで生きる力を与えるのです。それが<復活の力>です。

クリスチャンはこの復活の力により、永遠のいのちを先取りして日々生かされるのです。