
=あなたが正しく教会に仕えるために=
<使徒書>使徒の働き11章1~18節
選民意識の強い弟子たちが、異邦人にまで福音を伝えるきっかけとなった出来事が、コルネリオの事件です。ペテロは神様の導きによりコルネリオの家に入り、聖霊が下るのを目撃して彼に洗礼を授けました。
その報告を聞いたユダヤにいる兄弟たちはペテロを非難しました。彼らは、異邦人と交わりを持つことには強い拒否反応を示したのです。
相手を拒否すれば、その人たちのうちに福音は広がりません。弟子たちは、「異邦人は救いの枠の外だ」との思いから抜け出せなかったのです。
かつてイエス様は「ペテロの岩の上に教会を建てる」と言われました。そのことばの通りに、ペテロの上に建てられ、コルネリオの改心から始まった異邦人教会は、今や世界中に広がっています。
私たちは、この出来事から教会を建て上げる幾つかのヒントを読み解くことができます。
その一つは、素直に自分の経験を話すことです。ペテロは、自分が見た幻をそのまま話しました。私たちも日常生活の中で、神様はわたしに何をしてくださったのかを話すことは教会を建て上げる力となります。
二つ目は、聖霊が語られるままに行動することです。それは神様に聞くことでもあります。これはクリスチャンの基本的な姿勢です。神様に聞いて、示されるままに行動することも、教会を建て上げる大きな力です。
もう一つは、神様の前に謙虚な心を持つことです。
私たちは、神様に仕えるように、互いに謙虚になって仕え合わなければ、神の教会を建て上げることはできません。
ペテロの報告を聞いたユダヤ人キリスト者たちは神様をほめたたえ、その後、異邦人社会へ福音を伝えるために出て行きました。
私たちもますます八鹿教会を主にある教会として建て上げなければなりません。
そのことで私たちができることは、弟子たちと同じように、神様をほめたたえることです。
一人ひとりが、心の内に建て上げられた教会(イエス・キリストへの信仰)の上にしっかりと立つ時に、私たちは神の福音を語り、教会を建て上げる者とされるのです。
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