復活節第二主日・「神に従うべきです」

私たちは、議会に呼び出された弟子たちの内にキリストの復活の力を見ます。イエス様の十字架刑の時、弟子たちは逃げました。その彼らが、毎日宮に立って福音を語り続けたのです。

イエス・キリストの復活は、人を創り替えます。

ペテロはイエス様が逮捕された時、逃げました。イエス様の裁判の時、怖くなってイエスを否定しました。　そのペテロが、今、エルサレムの最高議会の真ん中に堂々と立って大祭司の尋問を受けています。

「イエス・キリストがすべての人の罪を赦すために十字架で血を流され、信じるすべての者が永遠のいのちに活かされる確証として復活された」。弟子たちは、この福音を大胆に語り続けたのです。

また28節で大祭司たちは「エルサレム中にあなたがたの教えを広めてしまい、‥」と言っています。彼らは、弟子たちの教えが広がらないように様々な手を打ったでしょう。

しかし、大祭司も神の前には無力です。弟子たちの教えは、瞬く間にエルサレム全体に広がりました。議会は弟子たちを脅すことしかできなかったのです。

そこでペテロと他の弟子たちは、『人に従うより、神に従うべきです』と信仰を明確に表明したのです。　ペテロは創り替えられたのです。

イエス・キリストによって創り替えられた者は、イエス・キリストを大胆に証言します。

人は、人生のどこかで創り替えられなければ、不安のまま死を迎えることになります。また信仰者は、創り替えられなければ、いのちのことばを語り続けることはできません。

人を創り替えるとは、その人の内に、神にすがる新しい人格を創り出すことです。それは、神のわざです。神様のことばは、私たちのうちに新しい何かを創り出すのです。

神様のご計画は、創り替えられた者を遣わして、次の他の人を創り替えることです。

神様はあなたを創り替えようとされています。私たちが創り替えられるとは、私たちがイエス・キリストをさらに知り、復活の力に活かされることです。

私たちはキリストの証人です。福音を機会あるごとに語らなくてはなりません。

復活のイエスに心の目を向けるとき、あなたは「人に従うより、神に従うべきです」と大胆に告白する者へと創り替えられるのです。