
=あなたが主の御声を聞くために=
<福音書>ルカの福音書3章1~6節
神のことばが荒野でヨハネに下り、ヨハネは人々に二つのことを宣べ伝えました。一つは<悔い改めること>です。
悔い改めとは心の方向転換です。心を世の欲からイエス・キリストに向き直らせるのが悔い改めです。悔い改めの伴わない罪の赦しはありません。
悔い改めるとは、自分の罪深さを知ることです。すべての人は、悔い改めるべきものを心に持っています。
もう一つは<バプテスマを受けること>です。ヨハネが勧めたバプテスマは、罪の赦しを受けるための悔い改めの洗礼です。宗教改革者ルターは、ヨハネの洗礼を「キリスト教洗礼の玄関」と呼びました。
またヨハネは神様のことばを、荒野で必死に語りました。荒野とは不毛の地です。ヨハネは不毛の地で叫び多くの実を結びました。主は、私たちにも<荒野>で叫べと言われる。
日本では多くの人々がみことばを受け入れません。実に日本の99%は荒地です。その日本でイエス様を信じて、主に従っているあなたはバプテスマのヨハネです。
あなたの叫ぶみことばによって、人の心の悲しみは福音の喜びで満たされ、傲慢な山と丘は神の栄光を見て低くされます。
人は、神の存在を教えられ、神様の愛に触れたとき、またイエス様が私のために何をしてくださったのかを教えられたとき謙虚にならざるを得ないのです。
“曲がったところ”とは、何かと理由をつけて神様の方に心を向けないことです。 そのような荒野の心に向かって、主は私たちに「叫べ」と言われる。
その声に従ってあなたが叫ぶ時、主はあなたとともに働かれ『あらゆる人が、神の救いを見る』(6節)と言われる。
バプテスマのヨハネが荒野で叫ぶ声は、今も世に響き渡っています。
預言者マラキは『わたしは、わたしの使者を遣わす』と預言しました。 遣わされるのはあなたです。
ヨハネをユダヤの荒野に遣わした同じ主が、日本の荒野にあなたを遣わし「叫べ」と言われる。あなたがすべきは、神の声を聞き続けて叫ぶこと。
「あなたに下る神のことば」。その神様の声を謙虚に聞き続ける者が、まことのクリスチャンなのです。
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