あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。
マタイ5章14節
ルツ記のルツの姿を通して、世の光として生きるサンプルを学びたいと思います。
ルツのすばらしい資質
ルツは、姑のナオミとともにベツレヘムに行くと決断した女性でした。けれども、現実は、決して生やさしいものではありませんでした。ルツは、耕す畑もなく、他人の麦畑に行って、刈り取られた麦の落ち穂を拾うことをします。ルツは、行動的な女性でした。ルツは、また、謙遜であり大胆な人でした。そのことが、ルツのプロポースの場面によく表されています(ルツ記3章)。
ルツのすばらしい資質の秘訣
ではそのようなルツのすばらしい資質、それはどこから来ていたのでしょうか。それは、彼女の信仰から来ていました。ルツは、ナオミのもとに嫁に来て、「イスラエルの神こそ、まことの神である。どんなことがあっても、この神に従って行きたい」そんな信仰が芽生えたのでした。それが、ルツが、ナオミについて行く決断をした理由でした。そして、その信仰のゆえに、ルツは謙遜に、しかも、大胆に行動することができたのでした。「神は高慢な者を敵とし、謙遜な者には恵みをお与えになる。」ヤコブ4章5節です。ルツは、神様の前に謙遜になりました。そのことを通して、神様が、必ず、自分を祝福して下さるとの確信を得たのでした。そして、その確信に従って、大胆に行動したということでした。
神の謙遜
神様の前に謙遜になる。それが、ルツの祝福の秘訣でした。けれども、わたしたちは、なかなか謙遜になれないものです。でも、そのわたしたちのために謙遜になって下さったお方、それが、イエス・キリストであるのです。神であられたのに、その天の栄光を捨てて人となり、しかも十字架の死に至るまで仕え尽し、献げ尽くして下さった、それが、イエス・キリストです。このイエス様の愛を、いのちをいただいて、わたしたちは、ほんとうの意味で謙遜にしていただくことができるのです。そして、世の光として歩む者としていただけるのです。