
<讃美歌>讃美歌307番「まぶねの中に」
<聖書日課>ヨハネ14章18~31節「わたしを愛しなさい」
礼拝の説教でも言っていますが、ヨハネの福音書の13~17章はイエス様の惜別説教です。
イエス様は、弟子たちと3年半ほどともに宣教生活を過ごされて、いよいよ十字架につくときが近づき、彼らに最後の大切な話をされたのです。
それで、イエス様は大切な話の一つとして「わたしを愛しなさい」と言われます。
イエス様は、それまでに弟子たちに”愛する”ことについて、いろいろなことを言われました。
『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』(マタイ22:39、他)
『自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい』(マタイ5:44)
何故イエス様は、最後に「わたしを愛しなさい」と言われたのでしょうか。 それは、信仰者が
イエス・キリストを愛することが、その者にとってすべての愛の基本だからではないでしょうか。
イエス様を愛する人は、
①イエス様の戒めを守る(21節)
②父なる神様に愛される(21節)
③イエス様ご自身をその人に現わされる(21節)
④イエス様のことば(福音/指示)を守る(23節)
⑤イエス様ご自身が、その人とともに住んでくださる(23節) のです。
人は、その人についてよく知らない人を愛することはできません。
イエス様を愛することは、イエス様が誰であるかをよく知っていることです。
あなたは、イエス様がどのような方であるかをよく知っておられますか。
上に挙げた5つのことは、そのまま<父なる神様とイエス様>との間にも成り立ちます。
イエス様は、神様の戒めを守り、神様から愛され、神様の姿をご自身の上に現わされ、いつも父なる
神様とともにおられました。
イエス様を愛する人とイエス様の関係は、イエス様と父なる神様の関係と同じです。
イエス様は、弟子たちに「わたしを愛しなさい」と言われることにより、「あなたとわたしは、わたしと
父の関係と同じ関係になろう」と言われているのです。
イエス様が、父なる神様とともにおられることにより、常に平安であられたように、あなたも、イエス様と
ともにいることによって、常に平安に過ごすことができるのです。
今日まであなたを導かれたイエス様が、これからもあなたとともに住んでくださるのです。
これほど心強いことはありません。
これからも、私たち八鹿教会の一人ひとりは、「イエス・キリストを愛して」平安のうちに信仰生活を
過ごさせていただきましょう。
アーメン
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