哀歌 3:55 深い穴の底から 主よ、わたしは御名を呼びます。
3:56 耳を閉ざさず、この声を聞き わたしを助け、救い出してください。
3:57 呼び求めるわたしに近づき 恐れるなと言ってください。
3:58 主よ、生死にかかわるこの争いを わたしに代わって争い、命を贖ってください。
3:59 主よ、わたしになされた不正を見 わたしの訴えを取り上げてください。
3:60 わたしに対する悪意を 謀のすべてを見てください。
3:61 主よ、わたしに向けられる嘲りと 謀のすべてを聞いてください。
3:62 敵対する者の唇、吐く言葉は 絶え間なくわたしを責めます。
3:63 御覧ください、彼らは座るにも立つにも わたしを嘲って歌いはやします。
3:64 主よ、その仕業にしたがって 彼らを罰してください。
3:65 彼らの上に呪いを注いで 彼らの心を頑にしてください。
3:66 主よ、あなたのいます天の下から彼らを追い 御怒りによって滅ぼし去ってください。

詩篇 31:10 主よ、憐れんでください わたしは苦しんでいます。目も、魂も、はらわたも 苦悩のゆえに衰えていきます。
31:11 命は嘆きのうちに 年月は呻きのうちに尽きていきます。罪のゆえに力はうせ 骨は衰えていきます。
31:12 わたしの敵は皆、わたしを嘲り 隣人も、激しく嘲ります。親しい人々はわたしを見て恐れを抱き 外で会えば避けて通ります。
31:13 人の心はわたしを死者のように葬り去り 壊れた器と見なします。
31:14 ひそかな声が周囲に聞こえ 脅かすものが取り囲んでいます。人々がわたしに対して陰謀をめぐらし 命を奪おうとたくらんでいます。
31:15 主よ、わたしはなお、あなたに信頼し 「あなたこそわたしの神」と申します。
31:16 わたしにふさわしいときに、御手をもって 追い迫る者、敵の手から助け出してください。
31:17 あなたの僕に御顔の光を注ぎ 慈しみ深く、わたしをお救いください。

マルコ 10:32 一行がエルサレムへ上って行く途中、イエスは先頭に立って進んで行かれた。それを見て、弟子たちは驚き、従う者たちは恐れた。イエスは再び十二人を呼び寄せて、自分の身に起ころうとしていることを話し始められた。
10:33 「今、わたしたちはエルサレムへ上って行く。人の子は祭司長たちや律法学者たちに引き渡される。彼らは死刑を宣告して異邦人に引き渡す。
10:34 異邦人は人の子を侮辱し、唾をかけ、鞭打ったうえで殺す。そして、人の子は三日の後に復活する。」

新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、さらに勢いを増して世界中に広がっている。
日本の政府は、もうずいぶん前に「今後1~2週間が瀬戸際」とか言っていたが、あれからどれくらい経っただろうか。
誰の目にも、とっくに瀬戸際など過ぎ去ってしまっていることは一目瞭然であろう。
それなのに、昨夜のとある大臣の言葉「瀬戸際の瀬戸際」という表現に違和感を覚えるし、現状を認めようとせず、ただごまかそうとしているだけではないのかと感じざるを得ない。
もはや、そんな言葉、誰も信用しないし、自体は、もっとずっと先のほうに進んでいる。
「瀬戸際の瀬戸際」など、とっくに過ぎ去ってしまい、帰らぬ人となった方もいる。
亡くなられた方にとっては、瀬戸際などと言う言葉に、もはや何の意味もない。
今、本当に苦しんでいる人がいる。
必要な助けが必要としている方々に迅速に届くことを祈るばかりである。

イエス様の目には、ただただ、私たちが救われて、本当の幸いを得る日のこだけが見えていたのだろう。
そして、現状はおろか、はるかずっと先のことまで見据えて十字架で苦しんで行かれたイエス様、あらゆる苦難から目を背けず、逃れることもせず、ただ真っすぐに将来の多くの人々の祝福を見据えながら十字架へと歩み行かれたイエス様のことを思う。

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