=あなたが神様から愛されていることを覚えるために=

<福音書>ルカの福音書102537

イエス様は、「何をしたら永遠のいのちを受けとることができるでしょうか」と尋ねた律法学者に二つの質問をされました。

一つは、「律法には、何と書いてありますか」です。律法学者は、即座に応えました。

『心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし、知性を尽くして、あなたの神である主を愛せよ』。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』。この律法学者は、最初の質問には完璧に答えました。

二つ目の質問は、「あなたはどう読んでいますか」です。イエス様は28節で『それを実行しなさい。そうすれば、いのちを得ます』と言われました。

それは「お前は律法を知ってはいるが、実行していない。隣人を自分自身のように愛していない。」と言われたのです。律法学者はこのイエス様のことばに不満でした。

それで彼は自分を正当化するために隣人を限定しようとしました。その律法学者に向かって、イエス様は<善きサマリヤ人>のたとえ話を話されたのです。

その話の後で、イエス様は律法学者に言われました。「あなたも行って同じようにしなさい」と。

律法学者は隣人に制限をかけ、人が苦しんでいても助けず、何食わぬ顔で「私は、隣人を私自身のように愛しています」と言っていたのです。

人の隣人になることは簡単なことではありません。私たちは、自分とは直接関係のない者のために、時間的/経済的/精神的重荷を負うことを嫌います。それが人間の本質です。

しかし、すべての人は、自分のために隣人になってくださった方を持っています。イエス・キリストです。

イエス様は、私たちにも言っておられます。「あなたも行って同じようにしなさい」。

私たちの行くべきところはイエス・キリストです

そして、イエス様の所に行く者が「あなたの隣人をあなた自身のように愛する者」へと変えられるのです。神である主を愛しながら、隣人に背を向けることはできません。

そのように主を愛して信仰生活をする者が<隣人を愛する者>とされ、永遠のいのちの平安が与えられるのです。

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